恋愛・夫婦間の悩みをスピリチュアルな方法で改善する

最初の頃は相性が良かった。
自分と違う観点も、共感できるところも含めて大好き、と思っていた。
そんな相思相愛だった二人がなぜ、こんなに冷え切った関係にまでなるのでしょう。

スピリチュアルな観点から見て、最初はお互いの愛情＝エネルギーは沢山あって、
与えられるエネルギーも自分の中から湧き上がってきます。
相思相愛でいる期間は、このエネルギーの需要と供給がバランス良く行われています。
エネルギーが与えられるというのは、とても心地よいことです。

ただし、人間がエネルギーを相手に与えられる量は常に十分ではありません。
人間はエネルギーを食べ物やビタミン・ミネラルといった地上からの贈り物以外に
目に見えない地上以外の層からも取り入れて生命維持しています。
恋愛感情が慣れによって薄れてくると、沢山与えられていた相手からのエネルギーが
お互いに不足してきて、知らず知らず「エネルギーの奪い合い」が始まるのです。

パートナーに意見をしたら、相手とケンカになった。
相手が不機嫌になるのが嫌で、もう何も言わないほうがマシ。
何度同じ注意をしても態度を変えない。
虚しくなるだけだから、もう諦める。
など、それぞれの方法で、これ以上自分が傷つかない様に、平和を維持するために我慢していませんか？
あなたは理不尽さに耐えて、頑張っていますね。
次からは、なぜそのような現実が起こるのか見てゆきます。

考えたことが現実になる、という言葉を聞いたことがありますか？
思考のエネルギーはとても強く現実世界に影響を与えます。
「私は一度も旦那(または彼)とケンカしたいなんて思ったことない！」
「優しくしてほしいと思っても、不機嫌になってほしいと思ったことなんてない！」
と思いますよね。
むしろ毎日、この恋愛・夫婦間の悩みが軽やかに解決してくれれば。
とどこかで願っているでしょう。

では、どんな思考がこの現実を創り出すのか。
それは、あなたの今の人生で小さかった頃に起こった出来事が影響しているかもしれません。
もっともっと、深い魂の記憶に過去の人生で体験した事件である可能性もあります。
例えば小さいときに(あなたが女性なら)父親にひどくがっかりした経験や、
理不尽な父親に対して、文句ひとつ言わず連れ添った母を見て育った経験。
あなたの潜在意識に「私は信頼している人に失望させられる」や「女は男に付き従わなくてはならない」
といった思考が眠っているとします。

今のあなたは、全くそうは思わないとしても、潜在意識にある思考は現実をそのように創り出すのです。
これは、あなた自身からのメッセージで「こんな厄介な思考があるから手放して自分を癒して！」というメッセージです。
それを理解すると、実は問題を起こしている相手が自分の思考のとおりに演じて見せてくれている人だと気づきます。
悪役を見事に演じてくれているのです。